キャリアを考えるのに良いエントリだったのでご紹介。
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若い頃は疑問を抱くことなどなかったのに、40代になって自分を少しだけ客観的に見られるようになってくると、「○×会社の山田太郎」でしかいられない自分に、無性に気が滅入る。
40代を襲う“得体の知れない”不安:日経ビジネスオンライン
前職で大企業に新卒で入社した僕は6年そこで働いた。この6年間はとても充実していたけれど、30歳~40歳の10年間を考えるとかなり憂鬱になった事を覚えている。20代の今のうちは現場で働いて手を動かす事が出来る。自分のやっていることが外でも通用するスキルになっているのを感じられる。
これが30歳を超えて中堅層になった方々を見てみると、自分より下の人間に手を動かしてもらう事が増え、自分は会社組織を円滑に回すような仕事がだんだんと増えてくる。仕事の内容が何かを生み出す事から、何かを消費する事に変わっていった。ポストが上がると会社の為の仕事が増えていくのは、恐らくどの会社でも一緒だと思う。部長や本部長とかはスゴく忙しいし毎日3桁のメールが来ているけど、そのほとんどは対外ではなく対自社の仕事が増えていく。Laborってヤツですかね。「ポストによって作られた自分」感が出てくるのではないかなーと思った。そんなある日、リストラや希望退職だ会社潰れたみたいな緊急事態が突然降ってくるこんな世の中なんてポイズンですね。
よくよく考えてみれば、「今の会社で1億の案件回してます≠僕はどこでも1億円稼げます」ではないですしね・・・。勘違いしている人がとても多いけど。
僕も1億円の案件を回している立場にいたんですが、外に飛び出してみて何かをやろうとすればするほど「Workとしての仕事」が出来なくて、どんどんメッキが剥がれ落ちていく感覚があります。世間では10万とかそれぐらいで請け負っている仕事が俺には出来ないのか、みたいな感じ。仕事に自己実現を求めるタイプでないと辛いのでは、と思ったりもします。
サラリーマンで年間1億の案件回すより、月10万の仕事を5つ持って商売をしていくような自分になりたいな、と思う次第。