Life is Really Short, Have Your Life!!

ござ先輩の主に技術的なメモ

僕がプロジェクトで学んだいくつかのこと

なんか昔を思い出した。

何か問題があった時に責任の所存は自分にはないのだ。そう、あくまで責任は背負うのは会社・部署。自己での責任を負えない限りは、そこで発生した問題を抱え込むべきではない。

(中略)

今回はたまたま上司が“状況が悪い”ことを察知して行動を起こしてくれたので遅延や問題に発展せずに済んだけども、もしタオルを投げてもらっていなかったらどうなっていたかわからない。

この1ヶ月のプロジェクトで学んだこと - ここではないどこか

いい経験を積んだと思う。お疲れさまでした。

複数の人間が同じプロジェクトに携わっていて一番難しいのは失敗情報やアラートの共有だと思う。こうやって書くのはとっても簡単だけど、人間の心理的障壁というのは本当に大きく侮れないものなので、多くの場合「うーん多分このままいったらやべぇと思うんだけど何とかなるかなと思うしこんなことでオレの評価下げたくないしプロマネも大変だしいけるところまで自分で・・・」みたいな心理にやっぱりなる。なったことが無い人はよっぽど自律心の強い人か、やる気が無いかどっちかだ。

まぁチームに迷惑かけない程度に自分でカタがつけられるなら誰も文句は言わないけれど、よっぱも書いている通りでそれを判断し決断するのはプロジェクトの責任者であって担当者じゃない。責任者は線の引きなおしやタスクの割り振りをマジメに再検討しなくてはならないかもしれない。本当に管理者がプロジェクト全体を管理しようとしたら、とてもじゃないけど個別のタスクなんてやってられない。プロマネが個別タスク抱えたらかなりの高確率で死亡フラグだと思う。

「きな臭い」情報を上げやすい雰囲気を作ってくれるプロマネとそうでないプロマネってやっぱりいて、大抵後者の場合は落ち着きが無くて、不必要に不安がる。お客さんのクレームに異様に弱かったりする。こういう上が一番やりにくかった。大将がふらついて下がどっしり構えられるわけが無い。めんどくさくてしょうがなかったなぁ・・・w

生じた問題は「あーそうなの。はいはいはい。ま、そういうこともあるから大丈夫だよー。今日はあんまりハマるぐらいなら帰っとけー」ぐらいに軽いノリで応対しつつ、裏ではその問題が引き起こす不都合・重要度・緊急度・代替策の検討を冷静に検討している雰囲気をメンバーに見せなくちゃ誰もアラートを早めに上げてはくれないと僕は思っている。試されているんだよ。この上長なら相談しても何とかしてくれるって。情報が上がってこないのはメンバーのせいじゃなくてプロジェクト管理者の責任にあるのが本質だと思う。

マネジャーの本質は「どうにかしてなんとかやりとげる人」だ。単なる作業指示者じゃ困るよね。

順調に進んでるときは別にマメなほーれんそーは要らない。進捗とそのタスクの成果物を報告してくれたらそれでおk。マメなほーれんそーがほしいのは、自分で判断つかない or つけにくくなって方針としての指示を仰ぐべき時。勝手に進めるのはいいけど、オマエがお客さんに説明するんじゃないよねってこと。

ただこういう遅延経験をつむことはとても有益だとも思う。理由は、自分の限界を知ることが出来るから。過労自慢しても仕方ないけど僕は月の残業が200時間を超えた事があって、そのおかげで「あ、ここまでが限界だな」とか「うーん、深夜までやればメドがたつな」「これだったらすぐに出来そうだけど、この前調べた新しいやり方がスマートだったから試してからにしよう、それでも間に合うし。」というKKDが結構正確になってきた。つまり、仕事の幅が広がった。自分の限界が見えてくると、自分のチャレンジに使う時間が確保しやすくなるのかもしれない。残業が多いことは褒められたことではないけれど、自分の限界を知らないままに仕事をしていくのは危険な側面もある。

そんなことを思い出しました。