Life is Really Short, Have Your Life!!

ござ先輩の主に技術的なメモ

やっぱり最後は確率論なんジャマイカ


あんまり時事ネタには触手が伸びないのですが、たまには絡んでみようかなーと思います。

卿のメッセージはシンプルで、「溢れる情報をあれやこれや鵜呑みにして確証のないことに対し思い悩むよりは、必要な情報を得て万が一の可能性を出来る限り低減しつつ楽しもうよ」というもの。ブコメを見ると、「溢れる情報を元に騒ぎすぎるのはよくない」までは同意だけど、「だからといって出歩くだけで感染拡大のリスクがあるのだから、開き直るのはいかがなものか」が大勢で、多分この傾向は変わらないと思います。

難しい問題ですねぇ・・・。

僕は個人的にタケルンバ寄りの見解なのですが、何しろ伝染病というのは本当に性質が悪い。伝染経路の悪質性だけを考慮すれば、エイズはある意味可愛いものです。然るべき対策を取っていたら、非常に高い確率で伝染が防げる。空気感染で広がる毒性の高い伝染病が(風邪も伝染病の一種なんだろうけど)人類の存続を最も直接的に脅かすものであることは事実だと思うし、定額給付金という愚策を通すぐらいならその予算の半分でも伝染病対策や医療・福祉に回したほうがよかったんじゃないかと思っています。もしかしたら回っていて、それでも足りなかったのかもしれないけど。

とはいっても・・・・最後は確率になると思うのです。

どんなことにもゼロにはできませんが、0.0001ぐらいまでに引き下げることが合理的に可能ならそれでいいじゃんだってそれ以上できることなくね、という考えがリスクを受容しつつ回避できる考えだと思う。信号機があったとしても車線がちゃんと分かれていても、事故るヤツは事故ります。でもそういう備えがあることで事故が起きる確率は可能な限りゼロにすることができます。事故ってのは車と何かが接触しない限り起きませんから、車が止まっていたら事故りません。みんなが等しく赤信号で止まってくれたら理論的には事故は起きませんが、僕はR246で知人の車に乗っておカマ掘られた悲しい経験があるのでほんとつらいです!

確率の論拠に対する是非は色々あるでしょうが、現時点では「感染する確率×感染により死に至る確率」というのは相当に低いと思われますし、豚肉を食べて豚インフルになる可能性はこのエントリが4桁ブクマをもらえるのと同じぐらい低いと思われます。それよりも「備え」を考えましょうとしか、言い様が無くなってきた。

トレードオフを求められる場合における決断の極意は「hoping for the best but preparing the worst」にあると僕は思っています。その意味で、山手学院はエライ!


特番が流れたその日の早朝に即時に情報公開して学級閉鎖を決定し、出来ることをまず優先して行動に移したことは正しかったと思います。で、最悪の事態は自分が感染して感染拡大をガンガン撒き散らして死ぬことで、最高の事態は変わらずに健康でいられることだと思うので、最悪の事態にならないようにどうしたらいいのかについて、日本政府が正しい情報公開をしてくれることを、強く願うばかりでございます。

それはさておき、やはり人間はうまいものを親しい仲間と一緒に食べているシュンポシオンの時間が最も幸せなひと時でございますので、インフルよりもネタフルを注入しハッピーに生きたいものでございます。

かしこ。