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ござ先輩の主に技術的なメモ

どんなソフトウェアも必ず多機能化していく問題

生々しい内容が多くて面白かったです。

特に下記の部分が非常に考えさせられました。

で、多機能化していくって、技術分野においても避けられない競争のプロセスで、シンプルなまま走り続けるっていうような市場、シンプルなプロダクトが勝ち続ける市場っていうのは、実は存在しないと思っています。シンプルに、シンプルに、っていうんですけど、まぁ、競争原理上無理だと。差がつけられないから。で、シンプルにしていい時って、本当にあの、市場に立ちあがるタイミングとか、完全に独占市場だけ。それ以外は基本、多機能化の競争と多機能性をどうやってコントロールするんだっていう部分にフォーカスがある。

フリークアウト、イグニスの2社の創業から上場に関わった男の語るスタートアップが陥りがちな5つの問題(フリークアウト佐藤裕介氏) | STARTUP SCHOOL

立ち上げた時は、純粋に技術とか製品がパワーを持つ。そのマーケットの中で差別化出来るのがそれしか無いから。で、その差別化が受け入れられ段々大きくなってくると、今度はその技術や製品自体がコモディティ化し始めてるので、多機能化していく。様々なサービスを複合的に用意し、それらを組み合わせてカスタマイズすることで市場自体も広がっていくものである。そのような内容です。

AWSだって始めは公開VMぐらいだったのに、今では世の中で実装される全てのアプリケーションの問題を解決できるプラットフォームになりつつあるわけだし。

ただ、多機能化を進めていけばその市場のパズルのピースを1こずつ埋めていくようなものだから、埋めれば埋めるほど管理も大変になるし、差をつけていくためにも体力(資本)が必要になってくるわけか。

多機能化せざるを得ないような状態に僕はまだ立っていないけど、早く立ってみたいものだ。