微妙にそんな事を感じてしまった今日この頃。意味があるというか、意義を見出すのが本当に難しいなぁと。
企業がITに期待することなんて「売上UP」か「生産性向上」のどちらかでしかない。で、大変残念ながら、導入するだけで売上UPするITソリューションなんて、どこにも無い。
ビジネスモデルやそれを支えるビジネスプロセス、更には営業戦略やマーケティング等の総合的な取り組みがあって、初めて売上をUPするための対策が取れる。単価を上げるのか、顧客を増やすのか、商材を増やすのか、購入回数を増やすのかを決めた上で、ITを活用するノウハウを貯めて成功する確率を高めていくしか無い。差別化を図るのは、目に見えない所であるべきだ。
生産性向上というのは「今までやっていることをもっと速く出来るようになること」ではなく「手を動かさなくてもいいようにすること」が達成できていないと意味がない。そのためには、企業内に流れる情報の集約と集計がなされていなければ絶対にできない。トラッキングできないデータは改善できないし、業務システムの活用意義ってドラッキング。重要なのは、トラッキングする視点。人の行動なのか、モノの動きなのか、お金の動きなのかという中で、何をトラッキングできれば、手を動かす必要なく仕事上の判断や意思決定を下すことが出来るのか、改善できるのかと言うのを考え無くてはならない。
・・・こういう事を考えるのが、ITコンサルティングというものだとすれば、うーん、これってITの話なんだけって思っちゃった。経営の話だよねぇ・・・。
ITコンサルティングというものが意味があるとすれば、上記の前提が腹落ちしていないと意味がないんじゃないか、意義が見いだせないんじゃないかなと思う所があって、表題の一文に至ったというわけ。ITの使い方を教えてくれっていうITコンサルティング、多分いらねーわ。
今みたいな話をまとめて、「誰でも出来る、IT戦略構築フレームワーク」を作ろうかなって思っています。多分、無いはずなんだよね。こういうの。40歳になる時までに作り上げたいな。現在、38歳と10ヶ月。14ヶ月かけて、トライアンドエラーよ。