Life is Really Short, Have Your Life!!

ござ先輩の主に技術的なメモ

コミュニケーションは行間ラビリンス

オイラは昔から「酒ねこさんって良い人だよね」というのは本当に良く言われる。いや、自分でも悪い人ではないとは思うんだ。とりあえず優しいし、人の言う事は聞くし、素直だし、悪口言わないし、金払いも悪くないし。でもさぁ、世の中の人は「良い人」という言葉が秘めている破壊力を、もうちょっと自覚してから使った方が良いと思うんだ。

「良い人」=「どうでも良い人」なんだろ!

面倒くさいから○○さんで良いよ! - ワクワク人生のススメ!

どうでも良いんじゃないよ。何が「良いか」が伝わっていない or わからないんだ。だから、相手だってホントは「いい人」って言葉を使いたくはないけど、苦肉の策として最も無難な「いい人」って言葉がとっさに出てしまうんじゃないかなぁ。どうだろか。

「良い人」って言葉は難しい。主語がないんだよな。「何が」いいのかわからない。そしてWHATが明確になっていれば、誰かを評価する言葉は形容詞にかわっていく。かわいい、やさしい、アツい、おもしろい、たのしい、落ち着いてる、悪そう、などなど。

別に個性がない面白みが無いってことじゃなく、「個性があること」と「個性を表現すること」は別って話。自分と自分の出した言葉って全然別なんだよ。ブログ書いているとつくづくそう思う。それに、人間なんてお互い氷山の一角しか見えていない状態でコミュニケーションとって生きてくもんだ。

「いい人」って言われる人って相手を絶対否定しないところがあると思う。「否定しない」の文脈は難しいのだけど、例えば「どう思う?」って言う質問をされると「そうだね、僕もそう思う」という感じで相手を傷つけないけど、持論を出さない感じ。投げかけをあまりしない。自分の言葉に主語がないことが多いんじゃないかなぁ。そして、悲しいことに、「投げかけをしない=関心が無い」と解釈されやすい・・・。特におにゃのこは。

コミュニケーションは行間じゃないかなーって思う。自分が伝えようとしていることと、相手に伝わったことは絶対違う。問題はその違い方に接点があるかないかで、接点が無い場合はなかなか言葉が続かない。接点がある場合は、そこからイメージが膨らんで感情移入が起こる。移入した自分の感情を元に、相手のことを知ろうとしていく。

投げかけが苦手な場合は、「僕は○○が好き(興味ある)けど、どう?」って自分を踏み台にしてあげればいい。その分相手の負担も減る(違う答え返ってきたら「そうなんだー、どの辺がいいの?」って返して同意すればおk)、地雷踏むことも多分減る。いずれ琴線に近いところにあたるから。

僕も高校まではすげー引っ込み思案だったけど、大学デビューで色んなこと経験するにつれ「あーなんだ、持論言ったほうが人も動いてくるし人生面白いわ」って感じで、地雷も踏んだが得るものも多くなったw 虎穴にはいらずんば(ry 自重は(ry

ちなみにブクマってのは感情の反発があればあるほど集まりやすくなるので、正しいことを滔々と語るよりも「ばかなのしぬの」っていう話を書いたほうが、とにかく響きます。人間は「YES」よりも「No」のほうが強い生き物なんです。どんだけ心に入るかどうかで、正しいかどうかは関係ない。だからまじめに調べた2時間エントリよりも、20分ぐらいで書いた隙だらけのエントリのほうが盛り上がることが多いですよー。