いいじゃないか…！ 三流で…！

世の中には才能(センスと言い換えてもいい)のある人はいっぱいいる。ある分野のことになると、１の努力で人の倍できてしまうような、すごい人。

でも、すごくてもすごい時間が短命の人や、元々10の力があるのに考え方や姿勢にどこか問題があって３ぐらいしか表に出て来れない人もいたりする。センスがあって勤勉な人は最強なんだろうけど、大丈夫、最強な人はそんなに多くない。社会は普通の人が回している。

努力すれば世界はハッピーとは思いませんが、｢努力が報われないこと｣と｢努力が無駄なこと｣は、似ているようで違う。報われるかどうかは、運も左右するだろう。努力した結果ブラック企業と揶揄されるようにその成果だけを搾取されしまったり、努力し続けたら退路がどんどん無くなってしまった、なんてこともある。特に芸人やスポーツ選手なんかはそうだろう。降りたほうが合理的な選択になることが多い。

もし、努力すれば必ず自分の願うような結果が出るのなら、みんな努力する。が、｢ドットを前につなげることはできない｣ってジョブスが言う通りで、先回りして「この分野を努力しておけばいいんだ｣とはならない。誰も答えは教えてくれない。それに、本当にこの道であっているかどうかわからないのは、非常に不安なものだ。崖でした、残念！って思うものだ。

だからその意味で、｢あんたが今乗ってるクルマはガス欠寸前ですし、この先はさらに酷道ですし道が無いかもよ。｣って諭されても｢いや、この車絶好調だし。アクセル全開で酷道突っ切ればいいし。全然OK。｣ってホントに突っ切れる根拠の無い自信ってのが、結局一番強いんだなって思った。死ねば助かるのに・・・ってヤツだ。ただ恐れている賢い人と、根拠の無い自信があるおバカさんなら、後者のほうが修羅場には強い。自分がやりたくねーなって思うことでも、突っ張れるから。そこで腐ってしまう人のほうが圧倒的に多い。

憧れに負けたくはないなら、努力して当たり前。不満はやらないやつほど多く言う。

・・・って諭されたので頑張る。