Life is Really Short, Have Your Life!!

ござ先輩の主に技術的なメモ

最後まで言ってはいけない

人間関係というのは、グレイな領域で止めておくことが双方に取って良いことが多々あります。なんと言いますか、人間関係のトラブルは糸が絡み合っている状態が多いので、単純に善し悪しを判断できないですよね。

ですが、絡まった糸を解くには、基本的に2つしか方法はありません。マジメに1つずつ紐解いていくか、絡み合った根元からプッツリ切るかのどちらかです。放置するというのも一手ですが、その場合は耐えきれなくなって糸が切れるか、余計に絡まってしまうかのどっちかになりがちです。

どちらのやり方も正解です。ですが、ひもを解く場合においては、ねじれている箇所が多ければ多いほど大変になります。心の最深部に双方が向き合わなくてはならないほどに追い込まれる前に、「グレイ」な領域を残しておいてコミュニケーションを取って、また手を取り合えたら、それに越したことはありません。素晴らしいことです。白黒ハッキリつけず最後まで踏み込まない。白黒つけたら善し悪しが見えてかつ生産的だといいんですが、そういうのは互いに尊重しあえるものがあるから、出来ることだと思います。

本当に悩ましいのが、白黒ハッキリつける対象が考え方から人格になってしまう時です。

そういう時って何度も同じような問題にぶつかってしまい、「この扉だけは開けたくないけど、ここを開けるしかもう進展がないのではないか」という状態に追い込まれます。開ける・開けないは個々の自由ですが、開ける場合は「もう戻れない」ことを覚悟して、袂を分かつと決めた場合のアクションを考慮することが必要です。人間関係において白黒ハッキリつけるというのは、時に匕首を首元に突きつけることになります。それで「また明日もそばにいてね」とはいかないですよ。人格に対して白黒つけたら、もう戻れません。最後まで言ってしまったら、本当に終わってしまいます。

ガムテープをくっつけるのは簡単ですが、はがす時はキレイに剥がすことはできず色んなものを傷つけてしまうのと同じです。

そういう経験を経て、今の僕は「最後まで言わない」ようにしています。自分の側にいて欲しいから。

You say, "Stay..."

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