Life is Really Short, Have Your Life!!

ござ先輩の主に技術的なメモ

the truth is in the smoke.

たまに拝見する実業家・黒崎輝男さんのブログよりタイトルを頂戴した。

世の中には根を詰めて考えても答えでない事がたくさんある。真実は煙の中にあるんだという事が、僕の見つけた真実なのかもしれない。

http://www.kuroteru.com/2008/03/post_35.html

こういう考え方、いいなぁと思った。というか、the truth is in the smokeって言葉の響きがずっとひっかかっていて、無意識下に残っていたという感じ。

かとぴさんとTwitterで会話させてもらった時に、それが明確になった。それがこのPOST。

ほとんどのことは、グレーにしておくほうがいいと思うんだ。最後までたどり着こうとすると、取り返しが付かなくなるケースが多い気がするんだ。良し悪しはおいといてね。真実は煙の中に置いといて、その中で手を取り合えるのが、一番良いのかもしれないね。

Twitter / gothedistance: @ktp_oioi ほとんどのことは、グレーにしておくほうが ...

僕は経過よりも結果重視・目的達成志向の強い人間なので、そういう人ってどうしても結論までの最短距離を求めようとするところがある。いきなりズバっと自分が「本命はここだろ?」って所に旗を立てるために、それを導く仮説を定めようとしがち。ビジネスだったらそういう視点は生産的な結果につながることもある。それで導けることは戦略立案のベースの1つである「何をやるより、何をやらないか」を見極めることにつながっていくから。誤ったプロセスを議論するより、ダメなもんはダメで割り切れたら組織としてものすごい強い。それができないから、苦労するんだけどさ!

ま、それはおいといて。

でも人間関係においては、結論をまず求めるというのは危険性が大きい。言葉を変えると、白黒つけて納得しやすい方向に自分で勝手にスパイラルをまわす。時にそれが、天に唾を吐くことになっていようとも。

その白と黒は、自分が直面している立場によって変わってくる。正しいかどうかはいつだって相対的で矛盾を孕んでいる。人間は社会的な動物だから、自分の立場で物事を考える。それによって「今起こっていること」が変わっていくので、どんどん肥大化したり複雑化していくことになる。本当のことがますます見えなくなっていく。乖離が生まれていく。そうなると、僕の場合は別れっていうのが最終地点だったけど、見事に取り返しは付かなかった。手を取り合えないほどに白黒別れちゃったから。

僕はジョブスの「Again, you can't connect the dots looking forward; you can only connect them looking backwards.」という言葉が大好き。多分本当のことって振り返って初めてわかるものじゃないかな、と今思った。今起こっていることを先を読んでつなげることは出来ない。そこには白も黒も、本当は無い。そこで起こっていることが正しいかどうかは、自分が決めることだし。正しくないと思えば、正しくはないだけだ。あるのは煙の中にある真実だけであって、その煙がかかっている地帯を抜けられるぐらいdotsをconnectできた時に、「そっか、あれはそういうことだったんだ」っていうのがわかる。

ほら、やっぱり真実は煙の中にあったんだよ。

なので、Keep Looking, Don't Settle.

煙の中を駆け抜けてみなくちゃ、何がホントに大切なのかも分からないはずさ。