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ござ先輩の主に技術的なメモ

麻雀が上達するために必要な、基本的な考え方

ネット界隈を見渡してみると端的な状況判断については色々書いてあるけれど、そもそも麻雀が上達するってどういうことなのか、打つ時には何に留意すればいいのかという心得的なものが無かったので、僕が特に気をつけていることを書いてみる。

自分がアガれるかじゃない、誰がアガるかだ。

麻雀慣れしていない方は、たいてい手牌との対話に終始してしまう。これは大変よろしくない。麻雀は1対3のゲームです。あなたの周りには3人も敵がいるんです!

そして、これはとっても×10なんですが、あなたが毎局あがれるわけではありません。だから自分がアガることなんて二の次で、誰がアガりそうなのかを常にチェックすることが大切です。そうすると、まず不要な打ち込みが減ってきますから。取り返そうとする気持ちはわかりますが、麻雀ってのはだめなもんはだめなんです。

4面子+1雀頭をどこに求めるのか。

麻雀でアガるということは、

「ある特定の条件を満たした手役を4面子+1雀頭の構成で満たすこと」*1

です。わかりますね。

では、質問します。

「あなたは配牌をもらった時に、ちゃんとその手牌の最終形をイメージしていますか?」

これに答えられない方は残念ながら意思の無い麻雀を打っていることになります。僕は配牌時に2~3つ程度最終形をイメージします。0.5秒ぐらいで。イーシャンテンになればサルでも聴牌できるんですよ。問題はどういう形のイーシャンテンを構築したか、にあります。

常にあがる形をイメージしながら打ってください。そうすることでどのメンツが必要でどのメンツが不要なのか、ないていくのかメンゼンでいくなのか。意思を持って打つことができるようになります。最初のイメージと違っていくことで、どのようなツモが自分にやってきたのか把握することができるようになります。この鍛錬が実に重要!!!

「中がトイツだからとりあえず出たらポンしよう。」というのは卒業しましょう。1000点が必要な場面なのですか?本当ですか?中のトイツを落としてメンタンピンを仕上げるべき局面ではないんですか?そういうことも考えないといけない。説明できない打牌を繰り返しても絶対に麻雀は強くなれません!!! これは弾言できます。

振込みを恐れるな、あがれなくなる。

麻雀は不思議なもので「打ち込みを恐れるとあがれなくなる」という現象が結構発生します。そして、こういう状態の人ほどありがたい人はいません。手足の無いダルマみたいなものだからです。実質3人麻雀になる。トップを走る立場からしたらこれほど楽なことは無い。

ここで重要なのは、相手の手が高いか安いかを判断できるかどうかです。それについては感覚的なものもあるので一概には言えませんが、ドラのありかには常に注意しましょう。自分に無かったら誰がもっているわけです。特定の誰かが。それに留意していきましょう。

手牌をじっと見つめても何も変わらない。

これも多いんだよねぇ。確かに安心しちゃうんだよね、手牌を見ていると。

だけど、強い人は手牌なんてちょっとしか見てないよ。だって変わらないから。手が進行すれば自分にとって必要な牌は自明になってくるし。自分のことで精一杯の人が他人の動きなんて見てるわけないし、そりゃ捨て牌みたってわかりゃしないよね。

なので、手牌を見るのはやめて場を見ましょう。僕はさいころを押すボタンの近辺に目をやることが多いです。あんまキョロキョロすると落ち着かないので、どこか定位置を決めるといいと思います。そうすると他人の変化に敏感になりますから。

あがれる回数は限られている

麻雀初心者はとにかく自分があがろうとするんだよね。そして無駄に前に出て自滅しちゃう。益々トップが強くなる展開に自分が助長してしまっていたり。

さっきも書いたけど、毎局自分があがれるわけじゃない。半荘に5回あがりを決められたら90%トップです。よっぽどの大連荘でもしない限り、半荘で2桁の数あがることは不可能です。問題は自分があがっていない局をどうすごしていくかです。自分があがることはあくまで結果に過ぎません。あがれる時に満貫以上を狙いましょう。ワンパンで相手を沈めることができれば、最も効率的ですから。

捨て牌なんてわかんねーよっていうひとのために

自分の手牌と捨て牌を常に対比しながら見比べてください。それだけで十分トレーニングになりますから。何度もやっていれば、捨て牌に特徴や秩序を感じられるようになりますので。そこからがスタートです。

というわけで

ステキな麻雀ライフを!

*1:チートイは例外