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ござ先輩の主に技術的なメモ

消費税の計算をマジメに考える

消費税の実装ってむずかしい(ベタ打ちもあるヨ) - aikeの日記にインスパイアされて。

端数の丸め処理

卸業界では小売価格に対する何%で商品を卸しますよ、ということを通例としてやる。この「何%」に当たる率を掛け率という。この掛け率が50とか60とかならシンプルなんですが、57とかになると生きるのが辛くなってくる。

例えば、定価780円に対して掛け率が57%だと、780 * 0.57 = 444.6 という計算になり、小数点以下の数が生まれてしまう。こいつを切り上げ/切り捨て/四捨五入するのは、結構会社によって違う。

消費税の計算単位

消費税の計算というのは、「何に対して消費税を加算するのか」によって当然のように請求額が変わってくる。

締め支払いによる取引の場合、請求書の当月売上げに対して税を加算することが多い。ただ、納品書の売上合計に対して税を加算して請求書には載せない場合や、明細行単位(数量*単価)に対してチマチマ消費税を計算するところもあると聞いたことがあり、なんだそれは、と。請求書を送らない(=納品毎に現金で貰う)顧客の場合は、納品書に対して消費税を計算する必要がある。

外税と内税

内税ってのは価格に対して税が含まれているもの、外税は価格に対して税が含まれていないもの。内税額はこのように算出する、はず。

税込み金額/(100+消費税率)*消費税率

請求書的には「請求額 10000円 内消費税 476円 当月買上 9524円」みたいになる。

外税でよくね、っていつも思ってる。計算がまだ簡単だし。経理的にはメリットあるのかな。節税的な。

税率テーブルには適用期間を持ちましょう

以上。

複数税率の場合

外国は大変やで。ヨーロッパ諸国のように複数税率を導入するとなると、商品毎に税率を持たねばならなくなる。アメリカのように州によって税率が異なるとそれもそれで大変。

複数税率の場合で議論になっているのは、商品カテゴリの曖昧さ。例えば食料品なら5%、嗜好品は15%とする。コーヒーだって食料品じゃないのとか、食料品を家畜に与えると食料品ではなく別のカテゴリになるとか、なんかそーゆーグレイな領域がめっちゃあるみたい。

もうさ

みんな消費税の算出方法は一緒にしようよ。経産省!法制化しろ!全員外税の切り捨てでいいだろ!めんどいねん!