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ござ先輩の主に技術的なメモ

ポジショントークのススメ

これはかなり重要なことだと思う。僕のメインのブログもこれで大きくなったようなものだから。

tabbata かくいう、私のツブヤク内容なんて、ポジショントークの塊みたいなもんですから!!いかに、他人様から、楽しんで自発的に聞いてもらえ、共感して頂けるようなポジショントークをするか、、こそが21世紀の頭脳労働者の勝負どころ。 link

21世紀の頭脳労働者にとって必要なのかはわからないけれど、少なくともブログメディアで名前を売ろうとしたら多少のポジショントークが出来たほうがよい。僕のような社会的には全然無名の一般人にとっては、アテンションを得る有効な手段の1つなのは間違いない。

僕もスーツネタ/SIネタ/内製ネタについては、バリバリのポジショントークを展開することが多い。そのほうが皆さんが読んでいて面白いし、賛同と否定の線引きがハッキリするから考えの幅が広がりやすい。僕にとって意味がある・気付きがあることが大切なので、全然別のことをホンネとして持っていても、ポジションを「張る」。例えばSIの中の人なのに「SIやべぇ」とぶち上げて、「どの辺りがヤバイと感じているのか」を知ろうとする。こういうのがポジショントークのテクニック。賛同と否定の軸の幅を広げるのが狙いで、最終的には僕の論説を有利に展開する。弊社社長は実にそういうのがウマい。

ここで重要なのはポジショントークと狼少年はイコールではないってことなんだけど、ウソでもマコトでも無い事をぶち上げるのに抵抗があるひとは結構いる。僕は仕事でコンサルをやっている時に、とにかく話を聞いて欲しいという気持ちからポジショントークのテクニックを覚えた。コンサルは自分のメッセージを受け取ってもらえないことには、仕事にならないのだ。

だいたいもめる議論とかって、それなりに背景知識とかが要求されて、要するにみんなのいっていることを理解するのがめんどくさいんで、簡単な理解のショートカットとしてポジショントークで理解した方が楽だというだけのことです。

ポジショントークのスケールが小さいひとたちを嘆く - はてなポイント3万を使い切るまで死なない日記

コンサルかじって思ったけど、みんな難しいことを考えるのはイヤなんですよ。だから、僕が叩かれる為にショートカットとしてのポジションを張る。柵とか色々あって前に進まないめんどくさいことを整理する。その為にお金を頂いているようなものなので、叩かれてナンボなんです。とにかく仮説を用意すること。仮説があれば前提をおける。前提を置ければ議論を構築できる。検討する方向性を変えたいなら、仮説を変えればいい。

モノはいいようと言う。全く持ってその通りで、全く同質のことを言い方を変えるだけで、相手から引き出させる情報が違ってくる。

ポジショントークをするというのは、「(自分の立場やミッションを鑑みて)私はこういう未来を信じているんですよ、そうあってほしいんですよ」という発言をすることだと、僕は思っている。これは本来かなり高等な技で、少なくとも議論で飯を食っているような人で無いと出来ないんだよねぇ。

田端さんという方は存じ上げないけれど、ライブドアのメディア事業部のヘッドの方のようだ。だったら、Webメディアの可能性についてコテコテでもライブドアはこうなりまっせっていう展望を論じたポジショントークをしなくちゃ、スケールが広がらないから先が見えないし話も聞いてもらえない。経営に近い立場にいると、職業倫理でやらなあかん部分もあるんですんよ。だって、好きな女の子にアプローチする時に「あいつの方がもっといい男だよ」というヤツがどこにいるのよ。自分が相手にメリットを提供できると思ったら、レッツゴーですよ。

というわけで、ポジショントークも狙ってやると難しく奥が深いというお話でした。