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ござ先輩の主に技術的なメモ

ネット上のコミュニケーションの本質は「一方通行」

直接的(リアル)コミュニケーションとネットにおけるコミュニケーションはどうちがうのか、その差異について考えていて、それに関しての文章も書いているのですが(いつか本を出したいので)

ネットでは饒舌。リアルでは寡黙な人。 - かみんぐあうとっ

なんですと!知らなかった!

これは支援のためネタを提供しなくてはと思いエントリ書いてみる。

ネット上のコミュニケーションの特徴

  • 顔が見えない
  • あくまで一方通行のコミュニケーション
  • 伝わる内容は断片的
  • 全く接点のない不特定多数の反応と付き合う

顔が見えないんで、自分の思いをベースに好き勝手言えるのがネットのいい所でもあり悪いところですね。「相手の反応を気にしなくていい=相手に不快な思いをさせてもいい」というワケじゃないのですが、まぁ人間だもの。色々ございます。

ただ、エントリの主を叩いているんじゃなくて、「そのエントリに出てきた情景や人物像で不快な思いがフラッシュバックされて、それ故に叩いたように見える」っていうのは、僕も何度も経験しました。それがわかるようになると、スルーできるようになります。かといって、スルー力が足りないという言葉で自分のことを棚に上げて他人を悪く言うのは低俗だと思いますが。リアルで「スルー力が足りないね」とは言えないでしょう・・・。

ネット上のコミュニケーションって「あくまで自分からの一方通行」が本質だと思います。「たまたま」コメントやTBやTwitter等によって、双方向になるだけ。で、双方向に通信できる比率は経験上全読者の1%未満です。僕の場合は母数が多いだけかもしれないけど、母数が大きいほどろくでもないばかりが増えます。良いことが起こる比率は母数に比例しません。わかってくれる、汲んでくれる人の比率はいつだって硬直的なのです。

ネット上のコミュニケーションは「ディスカッション」レベルが一番楽しいと思います。それを超えると、ホントの友人・知人以外は、ろくなことがない。反応がでかすぎると自分と直接・間接問わず関係ない「まわり」がはしゃぎ始めてネタにされるだけですから。その内人物像までネタにされ始めるケースもあります。

ま、それが「ブレイクする」ってことにつながるんでしょうが、一般人がそういう形でブレイクしても、自分の中にネット上で発信する信念に近い理由がない限りマイナスな側面が多いだけで、結局どう思うかというと「お前らのために書いてるんじゃないんだよ」って形でWeb上の発信を辞める、もしくはつまんないこと言われたくないから当たり障りのない言葉が増える、アカウント変えてやり直す、そーゆーケースが多くなります。

やってらんないよね、中の人は。他人に迷惑かけているわけでもなく、「内輪」で楽しんでいるだけなのにね。内輪の一歩外にいる人たちがおもしろがってはしゃぎはじめると、中の人にとっては不幸の始まり。内輪で楽しんでいる様を馴れ合いって表現する場合もあるようなんだけど、個人的には全く意味がわからない。誰かの迷惑になっているわけでもないし、何が悪いのかな。目線が自分中心だよね、この言葉。望む距離で馴れ合える(?)場所があるっていいことだと思うけど。居場所があるってことだから。

色々ネガティブな要因を書いてしまいましたが、ネットのコミュニケーション最大のメリットはリアルでは超えられない距離を超えて、ワンホップで全く新しい出会いに巡り会えることなので、その果実を得てからでもネットに絶望するのは遅くないかなと思います。

元気をもらいたいときは、インターネットの備忘録(はてなブログ版)を読むといいですよ!