Life is Really Short, Have Your Life!!

ござ先輩の主に技術的なメモ

ブログを書いていて「中身がないなぁ」と思う時に気をつけたいこと

ブログを書く人にとっては切っても切れないことだと思います。

基本的に、中身のある・ないの判断は基本的に読者の方に委ねられています。もちろん、書いている中の人として「このエントリは気持ちが乗った・乗らない」「言いたいことを書けた・書けない」というのはあると思いますが、それと対外的な評価は直接的には関係ないです。「あたりさわりのない」という考え方は好きになれません。それを決めるのは自分ではなくて、一人一人の読者の方です。僕にとっては「良いこと書いてあるなぁ」と思うことでも、別の人から見たら「まーそうだよねー」「よくわかんないなぁ」で終わってしまうこともあります。

そういうもんだよねと頭では思いながらも、ブログを書き続けていけば自分の書いていることが虚無的なんじゃないかと思う時がやってきます。それは文章を書くものとして、言葉に敬意を払うものとして、正しい態度だと僕は思います。その意味で自戒することは必要。自分の伝えたいことを「こういう風に、伝えたい」と自分が願う形で伝えることができれば、それがまた嬉しいですよね。そういうものを求めて、ひいては自分を読んでいくという意味で、研鑽を積む。とても良いことだと思います。

ただ、自戒さ加減を誤ってはいけないと強く思います。必要以上に他人の評価を気にしてはいけないですが、頂いた意見は受け止めなくてはならないという難しい立場。その、バランス。

僕はそのバランスを、僕のエントリをいつも読んでくださっている方から学びました。

ブログを書き始めてもうすぐ5年になりますが、確実に読んでくださっている方の存在をここ1年とても強く感じます。生き残っているという言い方が正しいかわかりませんが、一定数のアクセスを持っているブログは、文章に血が通っています。言葉に対する敬意であったり、何かへのメッセージであったり、嬉しかったことや悲しかったことであったり、自分の「好き」であったり、そういった「思い」が文章の中に内包されているのを感じます。要するに、文章の中に「自分」がいる。それが核となっているのが汲み取れる、伝わってくる。それをある意味認めて頂けているから、購読してくださる方が増えていくわけです。はてブは偶然の産物ってこともありますが、ブラウザの「お気に入り」に登録することやRSS購読という行いは、そこに意思が入っている以上、必然の積み重ねです。

その必然を、あなたが生んでいる。

ブログに悩んだ時に立ち返るべき原点がそこにあるということを、忘れてはいけないのではないかと思います。立ち止まるべき場所は、そこにある。そこから一歩踏み出したときに、初めて「正しいかどうか」を考えれば良いと思います。

桑田真澄が「止まるという漢字に一を加えると正しいと書くでしょう」とおっしゃっていましたが、そういうことなんだと思います。