古いiPhone/iPad に対応する時はビットコードに気をつけよう
ヒットの延長線上がホームランと思った話
ひとり社長の経営の話です。
ある程度は前職でわかっていたことなのですが、自分以外誰もいない状況で仕事をとってくる立場になると、改めて感じることがいろいろあります。自分なりにある程度手応えがあるお仕事の引き合いがあったとして、自分にとってベストな状態をホームランとすると、実際は諸事情があってヒットに落ち着くことが多い。これは僕が不定形な成果物を仕事にしているからだと思う。
例えばECの売上を伸ばしたいという課題に対して、自分が描いているシナリオ通りに行くと200万の仕事になるとする。でも、実際にはそんな規模にならない。尾ひれはひれがついちゃうんだよね。自分にとって都合の良い展開をどうしても期待してしまう。ホームランになると、相手が100%こっちの都合で動いてくれる前提のシナリオになってしまう。相手から頼みたいということになれば、話は違ってくるけど。
時には犠牲バントもするし、見逃しの三振になることもあるけど、打席にたつと色んなことが経験できて面白いです。最悪は見逃しの三振。バットを振って見ないと何もわからない。
広角にヒットが打てる(仕事の守備範囲が広い)のが僕の最大の強みなので、IT業界のスピードスター目指して日夜修業の日々であります。
職業ルポ系の本が好きなんですよ
僕はコミックエッセイが好きなんですけど、特に好きなのは職業の舞台裏を書いてあるやつ。大阪のデパ地下とか、大衆演劇の舞台裏とか、自分が一生やる機会のないお仕事の舞台裏を知るのが好き。
で、これはコミックエッセイじゃないんですけど、特に面白かったのがこの2つ。
- 作者: 玉井次郎
- 出版社/メーカー: 彩図社
- 発売日: 2014/01/23
- メディア: 文庫
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遊郭経営10年、現在、スカウトマンの告白 飛田で生きる (徳間文庫カレッジ)
- 作者: 杉坂圭介
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2014/10/24
- メディア: Kindle版
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人間模様といえば聞こえが良いが、人間が全ての資本となる事業の運営はホンマに難しいなぁ... と
生々しい記述がリアリティを産み、そのリアルの狭間で揺れている人たちの感情の振り方が実に面白かった。
夏休みにどうぞ!
小さな会社におけるNo.2の存在
最近この重要性をすごく感じます。小さいと言っているのは、社員で20人以下の所かな。
笛吹けども踊らず、っていうんですけね。No.2が不在の組織は本当にそんな感じ。社長は自社のことを一番良く知っていて、危機感と課題を抱えていて、常に会社を良くしたいと思っている。でも社長の能力と想い(考え方)と、従業員の能力と考え方は必ず大きく乖離する。従業員からも一目置かれ、社長からも一目置かれる「つなぎ」をする立場の人間がいないと、全然まとまらない。社長だけが走っていて周りの人もポーズとしてついていくけど、思っていることがバラバラなので、はい。No.2がいないと、いろんな事に手を出して中途半端なまま進んでしまうのも多い。
組織の成否はNo.1よりもNo.2によって決まる。そう感じています。
新しくメディアをやりたいなと思ってる話
情報システム部門のためのメディアを作りたいなぁ・・・と思っています。まだ、思っているだけです。
10年前からITPr●で語られている内容には全く変化がないし、エンジニアに比べて成果物に秘匿性があるので透明性が無いから、何をやっているのか何がやりがいなのかも全く見えてこない。既存メディアも情シスの声を届けるメディアじゃなくて、情シスにアピールするためのメディアでしか無いのもすごく微妙だと思っている。中小企業には糞の役にも立たない情報しかない。
ITベンダーの人月商売・多重請負のオワコン論の次の議論がなされていない。中小企業の事業を支えるITを担う為のプロフェッショナルサービスのあり方も考えたい。大企業ですら人月積算が難しい時代に、中小企業にハマるわけがない。予算感のレベルが違う。じゃあずっと素人に毛が生えたITの仕組みと、部分最適なパッケージ導入でいいのかって。
僕は、人月積算以外のモデルを作らないと、中小企業を支えるIT屋さんがいなくなると本気で思っている。その後の未来は、IT商社しかいなくなる。スクラッチで作る力も既成品を上手く活用する力もないのなら、出来合いのものを買うしか無い。企業の事業運営はソフトだけじゃ動かないのに。
・・・まぁ色々と想いはあるんですが、「メディア」となると個人のブログを超えた力が必要になる。そこをどうするかは腹案があるので、地道に考えていきます。
このままでは、BtoBの業務システムの担い手がどんどんいなくなる。困るんですよね、そんな未来。
携帯ショップの店員さんは難しい仕事だと思った件
携帯のMNPをしたくて予約番号をゲットしようと思った時の話。
名義が違うせいもあって、すげーめんどかった。
- 委任状をネットで落として日付を記入しなかったら無効と言われた
- 委任する人間が全部埋めてこないと受け付けられないというルールらしい
- 委任状を持ってリベンジ→成功してMNP予約番号ゲット
- 上野のヨドバシでMVNOを買おうとするも、O◯Nさんはアキバなら即できますとナイスアシスト
- 確かに即変えたい。アキバいくわ。
- アキバのヨドバシに行くが、移転先と移転元の名義が一致していないとダメですと3.34秒で無事死亡
- 名義変更手続きにあーうーショップに趣き、名義変更の受付開始。
- 出来るかどうかは後日。
この後名義変更が終わったらアキバのヨドバシでO◯NのSIM買って、docomoのiPhoneに刺して動作確認というタスクが待っている。
死ねる。これは死ねる。
追記 2016.07.11
名義変更完了後、アキバのヨドバシへ。無事手続きが終わって現在処理待ち。050Plusの電話番号は後日郵送で教えてくれる。
ただ、格安SIMとAndorid端末の組み合わせの場合、デザリングが出来ないみたいだ。iPhoneならいけるみたいだ。そう、iPhoneならね。やっぱりiPhoneナンバーワン!やっぱりiPhoneナンバーワン!
携帯関連の手続きは面倒
面倒すぎるので行きたくはない。行っても待たされる。行った所でうまくいくかもわからない。ものすごい憂鬱な気分で行かざるをえない所No.1が僕にとっては携帯ショップ。
完全に下調べしていないせいもあるけど、店に行って初めて聞かされることが多い。例えばAUショップでは「家族間の名義変更は無料、他人の場合は有料」という取り決めらしい。なんだそれ。一律取れよ。そこで色を付けても現場の仕事が増えるだけじゃん。それを今まさに窓口に座った時に聞かされると、叔父の名義→僕の名義にしたワイが損した気分になる。
店員さんも煮え切らない
これも結構感じる。煮え切らないというか、杓子定規に「こーゆー場合もございまして〜うまくいかないかもしれません」的な案内を結構される。クレームになるせいなんだろうけど、それを案内した所でクレームが来ない理由にはならない。ハッキリと「これが必要です、これがあれば出来ます」と言って欲しいけど、言ってくれた所はない。こちらをお持ち頂ければ問題ないと思いますので〜 だけ。
皆さん本人が行けばどうにかなるでしょぐらいの気持ちで行くと思うので、ショップ側は「実はあれとこれとそれが」という話になる。それを説明すると対応時間も長くなる。それが仕事なんだけど、こちらは無駄足を踏んだ気持ちになってしまう。気持ちの問題は難しい、消化しようがないからね。なので、目の前の人にぶつけちゃうひとが多いんじゃないかな。
現場の店員さんだって入れ替わり立ち替わり。時給制の派遣さんで回している所がほとんど。年収で頑張って350ぐらいだし、売上に応じて収入が増えるわけじゃない。この販売の現場の経験を活かして年収をあげようとすれば、派遣屋になってショップに人を送り込む/研修をする立場に変わらないとダメだと思う。ホテルじゃないからね、ショップは。来客者の100%に近い人がお金を落としてくれるなら話は別だけど、カネを払わない奴の相手をしなくちゃいけないのが辛い所。
我が国では接客に応じてカネを払うという文化がないので、余計に難しいよね。
auショップの事務受付AIアプリ作ろうず
一瞬そう思ったけど、今度は「その作ったアプリの使い方がわからねぇ」という問い合わせが殺到しそうで生きるのが辛そう... でも、AIで携帯ショップの受付対応するアプリは必要だと思うんですよね... KDDI系列は色々ITベンチャーを傘下にいれてんだから、なんとかしる。
大変参考になった記事
ドメインが消えているので、cacheで。
webcache.googleusercontent.com
そもそも、電池パックの受け渡しのお客に対し、「他の質問は受けられませんよ!」とつっぱねていいスタイルで営業していたら、電池パックのお渡しの待ち時間は常に短時間で回せます。でも、そうならないのは理由があるのです。日本のサービス業が、お客の要望に応えるものだという根本的な思想。そして思い通りにならないと声を荒げてもいいという一部のお客。ぜんぶ対応して初めて携帯ショップなんです。
「あなたは電池を受け取りに来たのよね? 今日はそれ以外の用件は聞けないわ。次の人に電池を渡さないといけないの。他の用があるならまた明日来たらいいと思うわ」
とぶった切るわけにいきません。これはわかってほしいと思います。
え? 太字の部分、100%正論じゃない? それで声を荒げたら「お前は客じゃない」とぶった切って良いんじゃないの。あー、そうか。それで他社に行かれたどうするんだって詰められるのか。ふーむ。でも、行くも引くも地獄なら、行ったほうがええんちゃう? ウチはこれしか出来ないんでって線を引かないと、現場はやっすい給料で疲弊するだけじゃん。
接客もサービスだし、本来はお金を払ってしてもらうもんでしょ。優先的に処理して欲しいならカネを払えばええんちゃう? もしくは、ネットで出来るようにすればええんちゃう? アプリ作っとるやろ、KDDI。現場ではそんな議論できないことはわかってるけど、理想としてはそっちだよね。
この携帯ショップってのは日本独自の商売なのかな。海の向こうではどうなってるんだろ。
携帯ショップの店員さん、おつかれさまです
頑張れとは言いませんが、ご対応どうもありがとうございました。お体に気をつけて。
もうすぐ本を出します
Pythonを題材とした、プログラミングの入門書です。8月刊行予定。今月いっぱいで全ての作業を終わらせる見込みです。
僕が右も左も分からない頃に「こんな本が読みたかったな」という思いを込めて、丁寧に書きました。かわいいイラストもたくさんあります。先輩が後輩に「とりあえず読んどけ」って回し読みされるような本になってほしいです。